AI時代の教育「人工知能(AI)の過去現在未来」の講座を通して、コンピュータの歴史とAI時代を生きる哲学について学んでいきます。
内容は「知能の迷宮を解き明かすー暗号解読とチューリングテストの謎めく挑戦」です。
アラン・チュリーング(A. M. Turing)が解読不能と言われた「エニグマ」暗号の解読に成功し、汎用コンピュータの誕生やチューリングテストを経て、ダートマス会議で「人工知能(AI)」という言葉が誕生したことを理解します。
2.学修到達目標
① アラン・チュリーングの暗号解読とチューリングテストについて説明できる。
② 汎用コンピュータとAI誕生とについて事例を挙げて説明できる。
③ 日本のコンピュータと日本のAIについて考えることができる。
3.課題
① 貴方はAIの教師と人間の教師どちらから学びますか?について考察し,あなたの考えを800字で説明しなさい。
① 何を教えるのか、そのための教材作成のあり⽅について説明できる。
② システム的な教材設計・開発の⼿順を5 つに分けて説明できる。
3. 研究課題
① あなたは、どのような場⾯でメディアの影響を強く受けていると思うか、また、どのような場⾯でメディアの影響をあまり受けていないと思うかグループで話し合って発表しなさい。
② テレビなどのCM は、専⾨家がなんとか視聴者をひきつけようとして創作した作品である。どんなCM が印象に残っているか。それは何故か。メディアの特性をどのように使っているか。グループで話し合って発表しなさい。
③ インターネットで、いくつかの教材を調べて、その教材の有効性を5段階で判定しなさい。そして、どのような要因でその判定結果になったかを、書きなさい。
① 企業の教材開発の視点を説明できる。
② 企業の教材開発の⼯夫を具体的な例を挙げて説明できる
③ 企業の教材開発におけるストラテジーとは何かを説明できる。
3. 研究課題
① 同じ正答であっても問題によって正答率が異なるのは何故か、具体例を挙げてグループで考えなさい。
② プリント教材の⻑所と短所について、グループで話し合って発表しなさい。
③ 紙(アナログ)の教材とICT(デジタル)を組み合わせたり、連携させたりして新しい教材を、グループで話し合って考えなさ い。
④ ⼀⻫学習、協働学習、個別学習のいずれかで活⽤できそうなデジタル教材(タブレットアプリも可)を、グループで話し合って考えなさい。
①「情報教育」と「教育の情報化」の違いについて論述できる。
② 教育における情報化政策について説明できる。
3.研究課題
① 高校まででかなりの情報教育が行なわれるようになると、大学ではどのような情報教育をする(大学生にはどのような知識能力が求められる)べきか。
② 大学での授業の方法や大学の情報化について、学生の立場から期待することを列挙すること。
③ インターネットの特徴とメディアとしてのインターネットの可能性を述べよ。
④ メディアにおけるアナログとデジタルの特徴と、社会全体がデジタル化されていく理由について述べよ。
① e-Learningによる学習支援の方法について説明でき、実践して、学習活動で活用できる。
② ウェブ・アクセシビリティについて理解したWeb教材を構築できる。
3.研究課題
① 総務省「ウェブ・アクセシビリティ実証実験」の結果報告を読み、高齢者や障害者がどのようなことで戸惑うか、それを解決するにはどのようなことに留意する必要があるかを調べなさい。
② 目隠しをしてWebページを閲覧しなさい。他の人に読み上げてもらったり、ガイドしてもらったりして、①を実感して報告しなさい。自分が作成公開しているページ(それがなければ地方自治体のページ)を対象にする。
③ インターネットでは、アクセシビリティに考慮したHTMLの書き方などを説明したサイトが多くあります。そのうち、推奨するサイトとその特徴を報告しなさい。
④ ユーザビリティやアクセシビリティの観点から、Webページを評価してランキングした結果を掲載しているページを探しなさい。特に、その評価項目として何を用いているかを調べなさい。
① 著作権について理解し、教育における著作権の扱いについて論述できる。
② プライバシーや個人情報・セキュリティについて理解し、教育における課題を考察できる。
3.研究課題
① 個人情報を入力させているサイトを1つ例にとり、入力項目のうち、このサイトを利用するために必要な項目、不必要な項目を分けて列挙し、そう考えて理由を述べよ。
② 個人情報を入力させているいくつかのサイトについて、個人情報保護に関するページがどのように記載されているかを確認せよ。
③ インターネットの検索エンジンなどにより、個人情報漏洩の事例をいくつか探し、それが本文の「個人情報取扱事業者の義務等」でのどれが不十分だったことにより発生したのかを示せ。
④ 経済産業省「個人情報の保護に関する法律についての経済産業分野を対象としたガイドラインの策定」平成16年6月では、いろいろと事例が掲載されている。これを読んで、興味を持った事例をいくつかあげて、どうしてそれが個人情報あるいは個人情報データベース等であるのか、そうでないのかの理由を述べよ。
(http://www.meti.go.jp/feedback/downloadfiles/i40615hj.pdf)
⑤Webで「コンピュータ不正アクセス対策基準」のシステムユーザ基準の個所を調べ、あなたが「なぜこれが必要なのか」と思う事項があれば、それを列挙して、みんなで考えよ。
⑥あなたが不正アクセス対策の提案をしたところ、A氏からは「当社には他人のほしがるような情報はないので、不正アクセスがあってもかまわない」、B氏からは「どんなに対策をしても、優秀なハッカーにはかなわないので、やるだけ無駄だ」といわれた。あなたはこれらの意見にどう反論するか。
20017年10月,Europeanaより評価方法の新規開発プロジェクトの成果物として“Impact Playbook: For Museums, Libraries, Archives and Galleries”(以下プレイブック)の第一部が公開された.プレイブックは「インパクト評価」を実施するための手順・方法をまとめた一種のガイドラインであり,Europeanaだけでなく,その参加機関である欧州各域の図書館・博物館・公文書館・ギャラリー等が各々のデジタルアーカイブ関連事業の持つ多様な価値を各々の見方で評価し,かつその評価結果を他者と共有できるようにするための「共通言語」としての役割を果たすという.筑波大学大学院図書館情報メディア研究科・西川開氏によると,インパクト評価はもともと環境分野で発達した評価方法であると言われており,その後公衆衛生や社会福祉事業などの諸領域にも普及・発展してきた.近年では公的助成金の減額等を背景として図書館を始めとする文化機関においても自組織の持続可能な発展に資する手段として注目を集めている.