① データサイエンスの基本的な概念と用語を理解し、説明できる。
② 教育現場で扱うデータの種類や収集方法、整理の基本的な手法を理解し、実践できる。
③ 基本的な統計分析やデータの可視化技術を用いて、教育データから有益な情報を抽出できる。
④ 教育データの活用例や事例を理解し、自校や授業に応用できるアイデアを持てる。
⑤ データの倫理やプライバシーに関する基本的な考え方を理解し、適切に対応できる。
① データサイエンスの基本的な概念と用語を理解し、説明できる。
② 教育現場で扱うデータの種類や収集方法、整理の基本的な手法を理解し、実践できる。
③ 基本的な統計分析やデータの可視化技術を用いて、教育データから有益な情報を抽出できる。
④ 教育データの活用例や事例を理解し、自校や授業に応用できるアイデアを持てる。
⑤ データの倫理やプライバシーに関する基本的な考え方を理解し、適切に対応できる。
① データサイエンスの定義や役割について、複数の資料や文献を比較しながら、自分の言葉で説明できるようにすること。
② データサイエンスの各工程(データ収集、前処理、分析、可視化)の具体的な例を挙げ、それぞれの重要性と役割を理解し、説明できるようにすること。
③ データサイエンスの技術や用語について、専門的な内容を理解しながらも、初心者にもわかりやすく説明できるように、基本的な概念や用語の整理を行うこと。
4.プレゼン資料
5.動画資料
6.テキスト
第2講 データの種類と収集方法
尾関 智恵(岐阜大学高等研究院航空宇宙生産技術開発センター・准教授)
1.学修到達目標
① さまざまな種類のデータ(定量データ、定性データ、時系列データなど)を理解し、それぞれの特徴や適した分析方法について説明できる。
② データの収集方法(観察、アンケート、実験など)を理解し、具体的な場面に応じた適切な収集手法を選択できる。
③ データの種類と収集方法の違いを理解し、実際の教育現場や調査活動において適切なデータ収集計画を立てることができる。
① 次のデータの種類を分類し、それぞれの特徴と適した分析例を述べなさい。
a) 生徒の身長の測定値
b) 生徒の好きな教科(国語、数学、英語など)
c) 1週間の気温の変化(時系列データ)
② 以下の状況に適したデータ収集方法を選び、その理由を説明しなさい。
a) 学校の授業改善のために生徒の意見を集めたい。
b) 校内の運動会の参加者数を正確に把握したい。
c) 地域の気候変動を長期的に観察したい。
③ 阿なたが教員として、クラスの学習状況を把握するためのデータ収集計画を立てるとします。どのようなデータを収集し、どの方法で行うかを具体的に記述しなさい。
4.プレゼン資料
5.動画資料
6.テキスト
第3講 データの前処理とクリーニング
笹山和明(株式会社 村田製作所・情報科学アーキテクト)
1.学修到達目標
① データ前処理とクリーニングの基本的な目的と重要性を理解できる。
② 欠損値や異常値の検出と適切な処理方法を説明できる。
③ データの整形や正規化の手法を理解し、実際に適用できる。
① ヒストグラムと箱ひげ図の違いと、それぞれの特徴について説明してください。
② 散布図を用いた探索的データ分析の際に、どのような情報を得ることができるか具体例を挙げて説明してください。
③ 探索的データ分析の過程で欠損値や異常値を発見した場合、どのような対応策が考えられるか、具体的な方法を挙げて説明してください。
4.プレゼン資料
5.動画資料
6.テキスト
第5講 統計学の基礎
尾関 智恵(岐阜大学高等研究院航空宇宙生産技術開発センター・准教授)
1.学修到達目標
① 基本的な統計量(平均値、中央値、最頻値、分散、標準偏差など)の意味と計算方法を理解し、適切に使い分けられる。
② データの分布や傾向を表すための代表的な統計的手法(ヒストグラム、箱ひげ図など)を理解し、実際に作成・解釈できる。
③ 確率の基本概念と、その応用例を理解し、日常や教育現場でのデータ解釈に役立てられる。
① データの平均値、中央値、最頻値の違いと、それぞれの特徴について説明してください。
② 以下のデータセット(例:5, 7, 8, 8, 9, 10, 12)について、分散と標準偏差を計算し、その意味を説明してください。
③ コインを10回投げたときに表が出る確率は0.5です。このとき、実際に表が7回以上出る確率について二項分布を用いて計算し、その結果から何がわかるか説明してください。
4.プレゼン資料
5.動画資料
6.テキスト
第6講 機械学習の基本概念
澤井進(岐阜女子大学・特任教授)
1.学修到達目標
① 機械学習の基本的な仕組みと種類(教師あり学習、教師なし学習、強化学習)を理解し、それぞれの特徴と適用例を説明できる。
② モデルの学習過程(訓練、検証、テストの流れ)と、その目的や重要性を理解し、適切なモデル評価指標(正確率、精度、再現率など)を選択できる。
③ 過学習やバイアス・バリアンスのトレードオフについて理解し、モデルの汎化性能を向上させるための基本的な対策を説明できる。
① 機械学習の三つの主要な種類(教師あり学習、教師なし学習、強化学習)について、それぞれの特徴と代表的な応用例を説明してください。
② 過学習とは何かを説明し、過学習を防ぐための一般的な方法を2つ挙げてください。
① 機械学習モデルの評価指標にはさまざまなものがありますが、正解率(Accuracy)と再現率(Recall)の違いについて具体的な例を用いて説明してください。
① 回帰分析と分類モデルの基本的な概念と違いを理解し、適切な場面で使い分けられるようになる。
② 回帰分析における代表的な手法(例:線形回帰)の仕組みと、その結果の解釈方法を説明できる。
③ 分類モデル(例:ロジスティック回帰や決定木)の仕組みと、その評価指標(例:正解率、再現率)について理解し、モデルの性能を適切に評価できるようになる。
① 回帰分析と分類モデルの違いについて示してください。
② 回帰分析において線形回帰モデルを用いる場合、どのようにしてモデルのパラメータ(係数)を推定しますか?また、その推定結果の解釈について説明してください。
③ 分類モデルの評価指標の一つであるF値(F1スコア)について、その意味と計算方法を具体的に説明し、なぜこの指標が重要となる場合があるのか例を挙げて説明してください。
4.プレゼン資料
5.動画資料
6.テキスト
第8講 クラスタリングと次元削減
小松尚登(滋賀大学・データサイエンス・AIイノベーション研究推進センター・助教)
1.学修到達目標
① クラスタリングの基本概念と代表的な手法を理解し、適切な場面での適用方法を説明できる。
② 次元削減の目的と代表的な手法(主成分分析(PCA)など)を理解し、データの可視化や前処理に役立てられる。
③ クラスタリングと次元削減の違いや関係性を理解し、実データ分析においてこれらの手法を適切に選択・適用できる。
① クラスタリングの代表的な手法を2つ挙げ、それぞれの特徴と適用例について説明してください。
② 主成分分析(PCA)の基本的な仕組みと、その結果得られる主成分の意味について説明してください。さらに、PCAを用いる際の注意点も述べてください。
③ 高次元データに対して次元削減を行う目的と、その際に考慮すべきポイントについて具体的に説明してください。
① プログラミングの基本的な概念と構文を理解し、データ処理や分析に必要な基本操作を実行できる。
② 代表的なプログラミング言語(例:Python)の基本的な文法とライブラリの使い方を習得し、簡単なデータ分析プログラムを作成できる。
③ データの読み込み、加工、可視化といった基本的なプログラミングスキルを身につけ、データサイエンスの基礎的な作業を自律的に行える。
① Pythonを用いて、リストに格納された数値データの平均値と中央値を計算するプログラムを作成してください。
② pandasライブラリを使って、CSVファイルからデータを読み込み、特定の列の欠損値を平均値で埋める処理を行うコードを書いてください。
③ matplotlibやseabornを用いて、データの散布図とヒストグラムを作成し、データの分布や関係性を視覚的に表現してください。
① 全国学力・学習状況調査や校内テストなど、様々な学力調査データの種類と特性を理解し、表計算ソフト等を用いて適切に整理できる。
② 平均値や標準偏差といった基本的な統計量を算出・解釈し、ヒストグラムや箱ひげ図などを用いてデータ分布を視覚的に表現・分析できる。
③ 正答率や識別指数(学力層をどの程度見分けられるかを示す指標)といった古典的テスト理論の初歩を理解し、個々の問題の質を評価・分析できる。
④ データ分析の結果から、クラス全体の傾向や個々の児童生徒のつまずきの原因を科学的に考察し、指導改善や個別最適な学びの支援に繋がる具体的な示唆を導き出せる。
2.内容
学力調査データの種類と構造
全国学力・学習状況調査、CBT(Computer Based Testing)形式のテスト、教員作成の小テストなど、多様なデータの形式と、それらが持つ情報の特性について学びます。
① あなたは、あるクラスの担任です。先日実施した理科の単元テスト(50点満点)の結果がまとまりました。まずはクラス全体の学力状況を客観的に把握し、夏休み前の補習など、今後の指導方針を検討してください。
② クラス全体の平均点は悪くないものの、特定の問題で多くの生徒が間違えていることが気になりました。そこで、設問ごとの正答状況を詳しく分析し、生徒たちの「つまずき」の具体的な原因を探りましょう。
③ テストを重ねる中で、「この問題は、本当に学力を正しく測れているだろうか?」という疑問が湧きました。特に、ある問題は、勉強を頑張っている生徒も、そうでない生徒も、同じように間違えているように感じます。そこで、問題が学力差を適切に反映しているかを評価してください。
4.プレゼン資料
5.動画資料
6.テキスト
第11講 データの倫理とプライバシー(仮題)
芳賀高洋(岐阜聖徳学園大学・教授)
1.学修到達目標
① データの倫理的取り扱いの重要性と基本的な原則を理解し、説明できる。
② 個人情報保護のためのプライバシー保護技術や法規制(例:個人情報保護法、GDPR)について理解し、適切に適用できる。
③ データの倫理的課題やプライバシー侵害のリスクを認識し、その対策や責任あるデータ活用の方法について議論できる。
① データの倫理的取り扱いにおいて重要な原則を3つ挙げ、それぞれについて具体例を交えて説明してください。
② 個人情報保護法やGDPRなどの法規制が求める、個人情報の取り扱いに関する基本的なルールを説明し、それらを遵守するための具体的な対策例を挙げてください。
③ データのプライバシー保護において、匿名化や暗号化などの技術の役割と、それらを適切に活用する際の注意点について述べてください。
4.プレゼン資料
5.動画資料
6.テキスト
第12講 データサイエンスの実践的応用例(仮題)
成瀬喜則(富山大学・名誉教授・学長特命補佐)
1.学修到達目標
① データサイエンスの具体的な応用例を理解し、説明できる。
② 各応用例において、どのようなデータ分析手法や技術が用いられるかを理解し、説明できる。
③ 実社会や教育現場において、データサイエンスを活用した課題解決の事例を挙げ、応用の可能性を議論できる。
① 医療分野において、画像診断に機械学習を用いることのメリットとデメリットをそれぞれ述べなさい。
② マーケティング分野でのデータサイエンスの応用例として、オンラインショッピングサイトでの顧客への商品推薦があります。これにおいて、どのようなデータが収集され、どのような分析手法が用いられるのかを説明しなさい。
③ 教育分野において、学習者のデータを分析して学習支援を行うことの意義と、その際に注意すべき点について述べなさい。
4.プレゼン資料
5.動画資料
6.テキスト
第13講 データ可視化の高度な技術(仮題)
荒木貴之(日本経済大学/ 社会構想大学院大学・教授)
1.学修到達目標
① 高度なデータ可視化技術の種類と特徴を理解し、適切に選択・活用できる。
② インタラクティブな可視化ツールやダッシュボードの作成方法を理解し、実践できる。
③ 複雑なデータ構造や多次元データを効果的に可視化し、洞察を得るための工夫や技術を説明できる。
① 多次元データの関係性を視覚的に理解するために適した可視化手法を2つ挙げ、それぞれの特徴と適用例を説明してください。
② インタラクティブなダッシュボードを作成する際に用いられる代表的なツールを2つ挙げ、それぞれの特徴と利点を述べてください。
③ 機械学習の次元削減手法(例:t-SNEやUMAP)を用いた可視化の目的と、その結果から得られる洞察について説明してください。
4.プレゼン資料
5.動画資料
6.テキスト
第14講 AIと深層学習の基礎と応用(仮題)
藤吉弘亘(中部大学AI数理データサイエンスセンター教授)
1.学修到達目標
① AIと深層学習の基本的な概念と仕組みを理解し、その違いと関係性を説明できる。
② 深層学習の代表的なモデル(例:ニューラルネットワーク、畳み込みニューラルネットワーク、リカレントニューラルネットワーク)の構造と特徴を理解し、適用例を説明できる。
③ 深層学習の応用分野とその課題・限界について理解し、実社会における具体的な事例を挙げて説明できる。
① データサイエンスの未来において、社会や産業界で期待される役割と、その教育的意義について述べなさい。
② 今後の教育現場において、データリテラシー教育を推進するために必要な取り組みや内容について具体的に述べなさい。
③ データサイエンスの発展に伴う倫理的・社会的課題を挙げ、それに対して教育現場でどのような対策や教育内容を取り入れるべきか、あなたの考えを述べなさい。
① 主要な教育理論(行動主義、認知主義、構成主義など)を理解し、それぞれの理論の特徴や学習に対するアプローチを具体的に説明できる。
② 特定の教育理論に基づいて、学習者のニーズや社会的要求を考慮したカリキュラムを設計し、その内容や指導方法を具体的に示すことができる。
③ 教育理論がカリキュラムにどのように影響を与えるかを分析し、具体的な事例を挙げてその関連性を論じることができる。
① 行動主義、認知主義、構成主義などの主要な教育理論を比較し、それぞれの理論の特徴、利点、限界について分析したレポートを作成する。
※この課題を通じて、教育理論の多様性とその教育実践への影響を理解する。
② 特定の教育理論に基づいて、特定の学年や教科に適したカリキュラムを設計するプロジェクトを行う。具体的には、学習目標、内容、指導方法、評価方法を含むカリキュラム案を作成し、プレゼンテーションを行う。
※この課題を通じて、理論を実践に応用する能力を養う。
③ 特定の教育理論がどのようにカリキュラムに影響を与えているかを研究し、その結果を発表する。
※この課題では、具体的な事例を挙げて理論と実践の関連性を論じることが求められる。
4.プレゼン資料
5.動画資料
6.テキスト
第4講 学習者中心の授業デザイン ~デジタル学習基盤を前提に~
木田 博(鹿児島市教育委員会・教育DX担当部長)
1.学修到達目標
① 特定の学習者グループのニーズや興味を調査し、その結果を基に学習者中心のカリキュラムを設計するための分析レポートを作成できる。
② 学習者中心のアプローチに基づいて、具体的な学習目標、活動、評価方法を含むカリキュラム案を作成し、プレゼンテーションを通じてその意図や効果を説明できる。
③ 実際の授業や学習活動に対してフィードバックを行い、その結果を基にカリキュラムの改善点を提案することができる。
① 特定の学習者グループ(例:特定の年齢層や学習スタイルを持つグループ)を対象に、ニーズや興味を調査し、その結果を分析したレポートを作成する。
※この課題を通じて、学習者の特性を理解し、カリキュラム設計に活かす能力を養う。
② 学習者中心のアプローチに基づいて、特定の教科やテーマに関するカリキュラム案を作成する。具体的には、学習目標、活動内容、評価方法を含む詳細なプランを作成し、クラス内で発表する。
※この課題を通じて、実践的なカリキュラムデザインのスキルを身につける。
③ 自ら設計したカリキュラムを実際に授業で実施し、その後、学習者からのフィードバックを収集・分析する。さらに、その結果を基にカリキュラムの改善点を提案するレポートを作成する。
※この課題を通じて、実践的な授業運営能力と改善提案のスキルを高める。
4.プレゼン資料
5.動画資料
6.テキスト
第5講 目標設定と学習成果
齋藤陽子(岐阜女子大学・准教授)
1.学修到達目標
① 特定の学習テーマに基づいて、SMART基準に従った具体的な学習目標を3つ以上設定し、その目標がどのように学習成果に結びつくかを説明できる。
② 設定した学習目標に対して適切な評価方法(定量的および定性的)を提案し、それぞれの評価方法がどのように学習成果を測定するかを具体的に示すことができる。
③ 自己評価や他者からのフィードバックを基に、自らの学習成果を分析し、次の学びに向けた改善計画を作成することができる。
① 特定の学習者グループに対してニーズ分析を行い、その結果に基づいて適切な学習内容を選定することができる。具体的には、学習者の背景や興味を考慮し、関連性のある教材やトピックを3つ以上提案する。
② 選定した学習内容を論理的に組織化し、テーマやトピックを階層的に整理したカリキュラムマップを作成することができる。このマップには、各トピックの関連性や学習の進行順序を明示する。
③ 異なる学習スタイルに対応するために、選定した内容に基づいて複数の教授法や教材を提案し、それぞれのアプローチがどのように学習者の理解を促進するかを説明することができる。
③ 選定した内容に基づいて、異なる学習スタイルに対応するための複数の教授法や教材を提案し、それぞれのアプローチが学習者の理解をどのように促進するかを説明するプレゼンテーションを作成する。
※この課題を通じて、受講者は多様な学習者に対する配慮を学ぶ。
4.プレゼン資料
5.動画資料
6.テキスト
第7講 教育方法と戦略(仮題)
林 一真(岐阜聖徳学園大学・講師)
1.学修到達目標
① 異なる教育方法(講義、ディスカッション、グループワークなど)を用いて、特定の学習内容を教えるための授業計画を作成し、実際に模擬授業を行うことができる。これにより、各方法の効果を実践的に理解する。
② 特定の学習者グループに対して、個別指導や協同学習、反転授業などの教育戦略を組み合わせた学習プランを設計し、そのプランがどのように学習者のニーズに応えるかを説明することができる。
③ 選定した教育方法と戦略に基づいて実施した授業の効果を評価し、学習者からのフィードバックを収集して分析し、その結果をもとに次回の授業改善点を提案することができる。
③ インクルーシブ教育を効果的に実施するために、教師や支援スタッフとの協力体制をどう構築するかについて具体的なアイデアを考え、チームでの連携方法や情報共有の仕組みを設計する。
※協力体制を強化するための具体的なステップや活動内容を提案し、実践可能な方法を示すこと。
4.プレゼン資料
5.動画資料
6.テキスト
第10講 テクノロジーの活用
田中康平(教育ICTデザイナー)
1.学修到達目標
① 学習者のニーズに応じて、適切な教育テクノロジーツールを選定し、カリキュラムに組み込むことができる。
② インタラクティブコンテンツやゲームベース学習をカリキュラムに統合し、学習者のモチベーションを向上させることができる。
③ テクノロジーを活用した学習の成果を適切に評価し、フィードバックを提供することができる。
③ 来年度、あなたの学校で主要教科の単元テストの一部にCBTを試験導入することを想定し、以下の項目を含む「CBT導入に向けた校内研修・合意形成プラン」を企画・提案してください。
4.プレゼン資料
5.動画資料
6.テキスト
第14講 教科の構造化とカリキュラムの再設計
岩木美詠子(福岡市立香椎第1中学校・教頭)
1.学修到達目標
① 学習指導要領が示す資質・能力を基軸に、自校のGIGAスクール環境(1人1台端末、クラウドツール等)が、各教科の学習目標達成や探究的な学習においてどのように機能しているかを構造的に分析し、教育DX推進における現状カリキュラムの成果と課題を客観的に説明できる。
② 学校の教育目標(グランドデザイン)と接続させながら、学習支援ツールやデジタル教材、学習履歴(スタディ・ログ)の活用を前提として、教科内の個別最適な学びと教科横断的な協働学習を効果的に組み合わせた、特色ある教育カリキュラム(年間指導計画や中核単元など)を具体的に再設計できる。
③ 設計したカリキュラムを学校全体で推進するため、学習データの分析結果に基づいて指導の改善やカリキュラムの更新を行う「データ駆動型のカリキュラム・マネジメント」のサイクルを構築できる。また、その実現に向けて、教職員へのICT活用研修やデジタルでの情報共有・連携の仕組みを含めた組織的な推進計画を立案できる。
① 知識の階層化と関連付けの違いについて説明し、それぞれのメリットとデメリットを具体例を交えて述べよ。
② ある科目(例:生物学)の学習内容を階層構造で整理し、どのように段階的に学習を進める設計にするか、具体的なカリキュラム例を作成せよ。
③ 学習者の理解度や進度に応じて知識の構造化を調整する方法について、具体的な工夫や評価方法を提案せよ。
20017年10月,Europeanaより評価方法の新規開発プロジェクトの成果物として“Impact Playbook: For Museums, Libraries, Archives and Galleries”(以下プレイブック)の第一部が公開された.プレイブックは「インパクト評価」を実施するための手順・方法をまとめた一種のガイドラインであり,Europeanaだけでなく,その参加機関である欧州各域の図書館・博物館・公文書館・ギャラリー等が各々のデジタルアーカイブ関連事業の持つ多様な価値を各々の見方で評価し,かつその評価結果を他者と共有できるようにするための「共通言語」としての役割を果たすという.筑波大学大学院図書館情報メディア研究科・西川開氏によると,インパクト評価はもともと環境分野で発達した評価方法であると言われており,その後公衆衛生や社会福祉事業などの諸領域にも普及・発展してきた.近年では公的助成金の減額等を背景として図書館を始めとする文化機関においても自組織の持続可能な発展に資する手段として注目を集めている.
① 学校DX(デジタルトランスフォーメーション)について説明できる。
② 学校DXは教育のデジタル化を促進するために必要なシステムについて説明できる。
3.研究課題
① 学校DXが目指す主な取り組みとは何ですか?また、それが生徒や教職員にどのような利益をもたらすと考えられますか?
② 学校DXにおける教育のアクセシビリティ向上について説明してください。具体的な手段とその効果を挙げてください。
③ 学校DXが教育の効率性と透明性をどのように向上させるか説明してください。デジタル技術の活用がどのように教師や教育行政者の役割を変える可能性がありますか?
① 教育テクノロジーのトレンドと展望について説明できる。
② ラウドテクノロジーやモバイルテクノロジーなどの教育テクノロジーを、教育現場でどのように活用できるかを考え、具体的な適用方法を説明できる。
③ データ駆動型教育やAIの活用など、教育テクノロジーを活用して教育環境を改善するための戦略や施策を立案できる。
3.研究課題
① 教育テクノロジーのトレンドとして挙げられるものは何ですか?また、それらの展望にはどのような要素が含まれますか?
② 教育におけるAIや機械学習の活用はどのような利点をもたらすと考えられますか?具体的な例を挙げて説明してください。
③ デジタルリテラシー教育の重要性について述べてください。将来的にデジタルリテラシーがますます重要になる理由について説明してください。
① デジタル教育プラットフォームを選定し、適切に導入するプロセスを説明できる。
② 学習管理システム(LMS)を使用して、コースの作成や管理、教材の配信、生徒の進捗状況の追跡ができることを説明できる。
③ コラボレーションツールやデータ分析機能を活用して、生徒と教育者が効果的に相互作用し、学習の進捗を評価・改善する方法について具体例を挙げて説明できる。
3.研究課題
① デジタル教育プラットフォームの選定において、教育機関が最も重視すべき要素は何ですか?それを考慮する際にどのような基準が重要ですか?
② 学習管理システム(LMS)の利用によって教育者が実行できる具体的な機能は何ですか?また、それらの機能が教育プロセスにどのような影響を与えるか説明してください。
③ デジタル教育プラットフォームにおけるコラボレーションツールの重要性は何ですか?教育者や生徒がこれらのツールを活用することで得られる利点について述べてください。
① 学習者にデジタルリテラシーがなぜ重要かを理解し、具体的な例を挙げて説明できる。
② 教育機関がデジタルリテラシーを教育する際に考慮すべき要素やその実践方法を理解し、デジタルリテラシーが教育においてどのような役割を果たすかを説明できる。
③ デジタルリテラシーの要素を理解し、それらの要素のうち何を重要だと考えるかを述べ、その理由を説明できる。
3.研究課題
① デジタルリテラシーが現代社会でなぜ重要なのか、具体的な例を挙げて説明してください。
② 教育機関がデジタルリテラシーを教育する際に考慮すべき要素は何ですか?それらの要素を実践するための方法はありますか?
③ デジタルリテラシーの要素のうち、自身がもっとも重要だと考えるものは何ですか?その理由を説明してください。
① 教育のカスタマイズと個別化の重要性を説明できる。
② カスタマイズされた学習コンテンツや教授法の利点を説明できる。
③ テクノロジーを活用して教育のカスタマイズと個別化を実現する方法を具体的に説明できる。
3.研究課題
① 教育のカスタマイズと個別化がなぜ重要なのか説明してください。その取り組みが生徒にどのような利益をもたらすか述べてください。
② カスタマイズされた学習コンテンツや個別化された教授法が、従来の教育方法とどのように異なるか説明してください。それらが生徒の学習にどのように寄与するか述べてください。
③ テクノロジーを活用して教育のカスタマイズと個別化を実現するための具体的な方法について、例を挙げて説明してください。その方法がどのようにして生徒の学習をサポートするか述べてください。
① デジタルコンテンツとは何かを説明できる。
② デジタルコンテンツの種類や特徴を表にして説明できる。
③ デジタルコンテンツが特に教育分野でどのように活用されているか具体例を挙げて説明できる。
④ デジタルコンテンツの作り手としての手順を説明できる。
3.研究課題
① デジタルコンテンツとして教育や生活で利用するものに何があるか考えてください。
② デジタルコンテンツの異なる種類の具体例を5つ表にまとめてください。
③ あなたが考えるデジタルコンテンツに使い手として求めることを3つ記述ください。
④ デジタルコンテンツの作り手として、どのような順序でコンテンツを制作するか、その手順を書いてください。
① デジタルセキュリティの基本原則を理解し、暗号化、アクセス制御、ファイアウォール、セキュリティポリシーなどのセキュリティ手法を説明できる。
② プライバシーの重要性を認識し、個人情報の保護やインフォームドコンセント、匿名化、データセキュリティなどのプライバシー保護手法を説明できる。
③ デジタルセキュリティとプライバシーの関係を理解し、セキュリティの確保がプライバシー保護にどのように関連しているかを説明できる。
3.研究課題
① デジタルセキュリティの一つである「暗号化」について説明せよ。また、なぜ暗号化がデジタルセキュリティにとって重要なのか述べよ。
② プライバシー保護の手法の一つとして挙げられる「インフォームドコンセント」とは何か説明せよ。なぜインフォームドコンセントがオンライン上での情報の収集や利用において重要なのか説明せよ。
③ デジタルセキュリティとプライバシーの関係について説明せよ。セキュリティの確保がプライバシー保護にどのように関連しているか具体的な例を挙げて説明せよ。
① 教育ICTのインフラ整備の目的と重要性を説明できる。
② 教育ICTのネットワーク、ハードウェア、ソフトウェア、セキュリティ対策などの要素を説明できる。
③ 教育ICTのインフラ整備が学習環境の向上や教育の効率化にどのように貢献するかを説明できる。
3.研究課題
① 教育ICTのインフラ整備において、ネットワークインフラの重要性は何ですか?その要素としてどのような点が挙げられますか?
② 教育ICTのハードウェアインフラ整備にはどのような要素が含まれますか?それぞれの要素がどのような役割を果たしていますか?
③ 教育ICTのインフラ整備が学習環境や教育の効率化に与える影響について、具体的な例を挙げて説明してください。
① デジタル教育の評価手法と効果検証のプロセスを説明できる。
② 教育プログラムや取り組みの目標や効果を明確に定義し、それらを客観的に評価できる。
③ 適切な評価指標や効果検証の手法を選択し、デジタル教育の効果を客観的に評価し、改善につなげることを具体例を挙げて説明できる。
3.研究課題
① デジタル教育の評価において重要な要素は何ですか?それらの要素を説明してください。
② 効果検証のプロセスにはどのような手法やアプローチが利用されますか?それぞれの手法やアプローチについて説明してください。
③ デジタル教育の評価や効果検証にはどのような課題がありますか?それらの課題に対処するためにはどのようなアプローチが有効ですか?
① イノベーションの概念と特徴を説明できる。
② チェンジマネジメントの重要性と原則を説明できる。
③ イノベーションとチェンジマネジメントの関係を説明し、組織や社会における変革を促進する方法を具体例を挙げて説明できる。
3.研究課題
① イノベーションの特徴として正しいものはどれか。
a) 既存のアイデアや手法を維持することが主眼である。
b) リスクを避けることが最優先される。
c) 新しいアイデアや手法を創造し、それを実践に移すことで価値を創造する。
d) ビジョンや目標の設定が必要ない。
② チェンジマネジメントにおけるコミュニケーションの重要性は何に関連しているか。
a) ビジョンと目標の設定
b) リスク管理
c) 関係者の参加と支援
d) 変革に関する情報の適切な伝達と理解
③ イノベーションとチェンジマネジメントの関係について正しい説明はどれか。
a) イノベーションは変革の原動力であり、チェンジマネジメントはそれを抑制する役割を果たす。
b) イノベーションは変革を促進するが、チェンジマネジメントは変革の管理や成功を図るための手法である。
c) イノベーションとチェンジマネジメントは無関係であり、異なる目的を持つ。
d) イノベーションは変革の阻害要因であり、チェンジマネジメントは変革の進行を妨げる。
① プロジェクトマネジメントの基本原則を説明できる。
② リーダーシップの重要性を認識し、チームを効果的に指導する方法具体例を挙げて説明できる。
③ プロジェクトマネジメントとリーダーシップの関連性を理解し、組織やチームの目標達成に貢献する能力を3つ挙げて説明できる。
3.研究課題
① プロジェクトマネジメントの中で、どのようなステップが計画の一部として含まれますか?それぞれのステップの役割は何ですか?
② リーダーシップにおけるビジョンの提供はなぜ重要ですか?リーダーがビジョンを提供することで得られる利点は何ですか?
③ プロジェクトマネジメントとリーダーシップの関係はどのようなものですか?プロジェクトマネジメントにおけるリーダーシップの役割は何ですか?
① ELSIとは何か説明できる
② 新しい科学技術の教育利用にあたってELSIを考えることができる。
③ 生成AIのELSIについてその概要を理解する。
3.研究課題
① ELSIとは何のことですか?説明しなさい。
② 生成AIのELSIのうち「倫理的課題」の「偏見」の具体的例を述べなさい。
③ 生成AIの「ジェイルブレイク(脱獄)」とはどのような行為か説明しなさい。
④ 生成AIのELSIのうち「法的課題」の「著作権/知的財産」の問題で、生成AIの私たち一般利用者がするべきことを述べなさい。
⑤ 生成AIのELSIのうち「社会的課題」の「格差問題」と「自然環境問題」について、どのような問題かを述べなさい。
① 学校DXのビジョンと目標を明確に設定、説明できる。
② 学習の個別化と柔軟性を促進するためのデジタル技術の活用方法を説明できる。
③ デジタル格差を解消するための施策について具体例を挙げて説明できる。
3.研究課題
① 学校DX戦略の策定において、なぜ現状分析が重要なのでしょうか?具体的な例を挙げて説明してください。
② 学校DX戦略の展望において、デジタル技術を活用した教育の個別化がなぜ重要なのか説明してください。また、個別化がもたらす具体的な利点は何ですか?
③ 学校DX戦略の課題として挙げられている「デジタル格差」とは何ですか?その解消策を2つ挙げて説明してください。
1.3. Society 5.0の実現とデジタル社会の「作り手」・「使い手」の育成
政府全体で取り組むSociety 5.0は、仮想空間と現実空間を高度に融合させ、人間中心の社会を創造することを目指しています。AIやロボティクスなどデジタル技術が社会のあらゆる領域に行き渡る中で、教育関係者は、**デジタル化社会の良き「作り手」(ハイエンドな人材)と賢い「使い手」(すべての人々)**の両方を育てる必要があります。