【e-Learning】学校DX戦略コーディネータ概論【I】~教育DX時代における新たな学び~
【e-Learning】学校DX戦略コーディネータ概論【Ⅰ】~教育DX時代における新たな学び~
Ⅰ はじめに
「DX(Digital Transformation)」は,2004年にスウェーデンのウメオ大学のエリック・ストルターマン教授によって提唱された概念である.その内容は「進化し続けるテクノロジーが人々の生活を豊かにしていく」というもので,“進化したデジタル技術を浸透させることで人々の生活をより良いものへと変革すること”と解釈できる.
ただし,教育DXが及ぼすのは単なる「変革」ではなく,デジタル技術による破壊的な変革を意味する「デジタル・ディスラプション」.すなわち,既存の価値観や枠組みを根底から覆すような革新的なイノベーションをもたらすものであると捉えられている.
文部科学省も,この教育DX時代に対応して令和2年12月23日に文部科学省デジタル化推進本部から「文部科学省におけるデジタル化推進プラン」を報告している.ここでは,「・・・ポスト・コロナ期のニューノーマルに的確に対応していくために必要なDXに係る取組を早急かつ一体的に推進していかなければならない局面を迎えている.」とし,次のように4つの具体的な方針を掲げている.
①GIGA(Global and Innovation Gateway for All)スクール構想による1人1台端末の活用をはじめとした学校 教育の充実
②大学におけるデジタル活用の推進
③生涯学習・社会教育におけるデジタル化の推進
④教育データの利活用による,個人の学び,教師の指導・支援の充実, EBPM等の推進
特に,①のGIGAスクール構想については,令和3年3月12日の「GIGAスクール構想の下で整備された1人1台端末の積極的な利活用等について(通知)」において,「文部科学省では,Society 5.0 時代を生きる全ての子供たちの可能性を引き出す個別最適な学びと協働的な学びを実現するためには,学校現場における ICT の積極的な活用が不可欠との観点から「GIGA スクール構想」を推進しているところであり,関係各位の御尽力により,本年4月から,全国のほとんどの義務教育段階の学校において,児童生徒の「1人1台端末」及び「高速大容量の通信環境」の下での新しい学びが本格的にスタートする見込みとなっている.」と述べている.また,“新たな学び”について,文部科学大臣がメッセージで,「1人1台端末環境は,もはや令和の時代における学校の「スタンダード」であり,特別なことではない.これまでの我が国の 150 年に及ぶ教育実践の蓄積の上に,最先端の ICT 教育を取り入れ,これまでの実践と ICT とのベストミックスを図っていくことにより,これからの学校教育は劇的に変わる.この“新たな学び”の技術革新は,多様な子供たちを誰一人取り残すことのない公正に個別最適化された学びや創造性を育む学びにも寄与するものであり,特別な支援が必要な子供たちの可能性も大きく広げるものである.」と子供たち一人一人に個別最適化され,創造性を育む教育 ICT 環境の実現を求めている.ここでは,子供たち一人一人に個別最適化され,創造性を育む学びとは何か,その実現のための“新たな学び”とはどのような学びで,従来の学びとどのように異なるのかについて考える.
Ⅱ 授業の目的・ねらい
・子供たち一人一人に個別最適化され,創造性を育む学びとは何か,その実現のための“新たな学び”とはどのような学びで,従来の学びとどのように異なるのかについて考える.
Ⅲ 授業の教育目標
教育DX(Digital Transformation)時代における“新たな学び”とは,教師がデジタル技術を活用し,学びのあり方やカリキュラムを革新させると同時に,教職員の業務や組織,プロセス,学校文化を革新し,時代に対応した教育を確立することである.
また,学びという側面から考えてみると教育DXの目的は,「個別最適な学びという“新たな学び”の実現」である.20世紀の学習観は,行動主義・認知主義の学習観を採用していた.しかし,21世紀に入り,学習観は「主体的・対話的な深い学びの実現」という構成主義・社会構成主義の学習観に移行した.
この変化から分かるように,教育が「全員に同じ教育」から「個々が持つ能力を最大限活かす教育」に変化している.また,デジタルツールを学びに活用することで,さらなるクリエイティブな学びの実現もDX時代における“新たな学び”の目的とされている.
政府が設置する教育再生実行会議が2021年6月3日に発表した第12次提言は,教育のデジタルトランスフォーメーション(DX)を鮮明に打ち出した.この提言「ポスト・コロナ期における新たな学びの在り方について」の中で「データ駆動型の教育への転換」が必要とし,教育データの利活用や対面授業とオンライン授業のハイブリッド化などを促している.ここでは,これらの教育のDX時代における “新たな学び”の在り方について考える.
Ⅳ 学校DX戦略コーディネータとは
学校DX戦略コーディネータの定義
“学校DX戦略コーディネータ”は、学校や教育機関においてデジタルトランスフォーメーション(DX)戦略の計画、実施、および評価をし、効果的に推進する役割を担う専門家
学校DX戦略コーディネータの主な職務や役割の定義
1.DX戦略の策定: 学校DX戦略コーディネータは、教育機関のデジタルトランスフォーメーションの方向性を決定し、具体的な戦略や目標を策定します。これは、教育プロセスの効率化、生徒の学習体験の向上、教育成果の最大化などを含むことがあります。
2.プロジェクト管理: DXプロジェクトの計画、予算、スケジュール、リソースの調整、および進行状況のモニタリングを担当します。さまざまな関係者と協力して、プロジェクトの成功を確保します。
3.デジタルツールとテクノロジーの導入: 教育分野における最新のデジタルツールやテクノロジーの選定と導入を調整し、教育プロセスや学習環境の向上を促進します。
4.ステークホルダー連携: 学校DX戦略コーディネータは、教師、学生、保護者、教育委員会、地域社会などのステークホルダーと連携し、DX戦略の成功に向けて協力します。
5.データ分析と評価: DXイニシアティブの成果を評価し、データに基づいて戦略の調整や改善を行います。教育成果や効率性の向上を追求します。
6.サイバーセキュリティ: デジタル教育環境においてセキュリティリスクを管理し、生徒のデータやプライバシーを守る役割も担います。
学校DX戦略コーディネータは、教育機関のDXプロセスを効果的に管理し、デジタル技術を活用して教育の品質と効率性を向上させる役割を果たします。
また、教育環境が変化し続ける中で、新しいテクノロジーやベストプラクティスについて常に最新情報を追跡し、戦略を適宜調整する必要があります。
第1講 教育DX時代における新たな学び
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
教育デジタルトランスフォーメーション(教育DX)の時代における新たな学びの概念と実現方法に焦点を当てています。DXは、スウェーデンの教授によって提唱された「進化し続けるテクノロジーが人々の生活を豊かにする」という概念に基づき、教育分野では「デジタル・ディスラプション」と呼ばれる破壊的な変革を意味します。文部科学省は、この変革に対応するため、「文部科学省におけるデジタル化推進プラン」を策定し、その具体的な柱の一つとしてGIGAスクール構想を推進しています。GIGAスクール構想は、個別最適な学びと協働的な学びを実現するために、児童生徒への一人一台端末と高速通信環境の整備を加速させ、これまでの教育実践とICTのベストミックスを図ることを目的としています。最終的に、教育DX時代の「新たな学び」は、教師がデジタル技術を活用して学びのあり方やカリキュラムを革新し、創造性を育む学びの実現を目指しています。
2.学修到達目標
・教育DX時代の社会の変化について説明できる.
・教育DX時代における新たな学びについて具体例を示して説明できる.
・従来の学びと教育DX時代における“新たな学び”との関係について説明できる.
3.課 題
1.教育DX(Digital Transformation)についてその効果と可能性について説明しなさい.
2.GIGAスクール構想について,具体例を挙げて説明しなさい.
4.プレゼン資料
【AIプレゼン】
5.動画資料
【AI動画】
6.テキスト
7.資料
② GIGA スクール構想の下で整備された1人1台端末の積極的な利活用等について(通知)
第2講 21世紀に求められる学力と学習環境
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
21世紀の知識基盤社会で求められる学力と学習環境の変革に焦点を当てています。創造的に協働して生きるための資質・能力の育成が重要であるとし、ATC21Sが提唱する21世紀型スキルの具体的な10項目(思考の方法、働く方法、働くためのツール、世界の中で生きる)を紹介しています。教育の軸を「知識の習得」から「知識創造モデル」へとシフトさせる必要性を強調し、「前向きアプローチ」によるD型授業(スキルを引き出し深い内容理解を目指す学習者中心の授業)への転換を提言しています。また、この新しい教育モデルを支える変容的評価の重要性や、タブレットを活用した具体的なD型授業の実践事例を通じて、指導案の設計と評価のあり方を考察しています。
2.学修到達目標
・21世紀に求められる学力について説明できる.
・資質・能力を引き出す授業の条件を説明できる.
3.課 題
1.知識基盤社会に求められる学力について説明しなさい.
2.21世紀型スキルについて,具体例を挙げて説明しなさい.
3.評価の方法について具体例を挙げて説明しなさい.
4.変容的評価を行う指導案を作成しなさい.
4.プレゼン資料
【AIプレゼン】
5.動画資料
【AI動画】
6.テキスト
7.資料
① 社会の変化に対応する資質や能力を育成する教育課程編成の基本原理(報告書)
第3講 主体的・対話的な深い学びの実現
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
日本の教育における「主体的・対話的な深い学び」の実現に焦点を当てた論考です。具体的には、アクティブ・ラーニングの概念を説明し、それが単なる活動性ではなく児童生徒の「深い学び」、すなわち思考の活性化を促すことが重要であると強調しています。また、社会の変化に伴う学力観の変遷を論じ、知識基盤社会に対応するためのキー・コンピテンシーや学力の3要素を解説しています。さらに、B.S.ブルームの教育目標の分類やパフォーマンス評価といった評価手法に言及し、これらの新しい学びを支えるICT(情報通信技術)の活用と、授業を設計する教育デザインの重要性を詳細に述べています。
2.学修到達目標
・主体的・対話的な深い学びについて具体例を挙げて説明できる.
・アクティブ・ラーニングと主体的・対話的な深い学びについて説明できる.
・主体的・対話的な深い学びについて学習理論を示して説明できる.
3.課 題
1.主体的・対話的な深い学びの視点について,具体例を挙げて説明しなさい.
2.学力観の変遷について具体例を挙げて説明しなさい.
3.主体的.対話的な深い学びを実現するための視点を説明しなさい.
4.プレゼン資料
【AIプレゼン】
5.動画資料
【AI動画】
6.テキスト
7.資料
① 新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて~生涯学び続け,主体的に考える力を育成する大学へ~
第4講 学習目標とその明確化
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
ロバート・メーガー(Robert F. Mager)が提唱した、授業設計における「3つの質問」の重要性と、学習目標の明確化に焦点を当てた講義資料です。1960年代に米国の教育工学研究者によって示されたこれらの質問は、「どこへ行くのか?(目標)」「たどり着いたかどうかをどうやって知るのか?(評価)」「どうやってそこへ行くのか?(指導法)」という戦略思考を構成します。特に、目標を「理解を深める」といった曖昧な表現ではなく、「具体例を挙げて説明できる」といった学習者の行動で示すことの必要性を強調しています。これにより、目標達成度の評価とフィードバックが可能になり、学習者の動機付けと組織全体の成長につながるとしています。
2.学修到達目標
・ロバート・メーガー (Robert F. Mager)の3つの質問について説明できる.
・学習目標とその明確化について具体例を挙げて説明できる.
3.課 題
1.ロバート・メーガー (Robert F. Mager)の3つの質問について説明しなさい.
2.学修目標とその明確化について具体例を挙げて説明しなさい.
4.プレゼン資料
【AIプレゼン】
The_Instructional_Design_Compass
5.動画資料
【AI動画】
6.テキスト
第5講 学習目標のデザイン
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
明確な学習目標を設定することが良い授業を設計するための基本条件であると述べています。学習目標は、学習者が「身に付けたか」「できるようになったか」を判断できるよう具体的に記述される必要があり、授業設計の初期段階で定めることで、その後の展開や評価が明確になります。目標を分類する方法として、知識、情意、精神の3領域で階層的に整理するブルームの教育目標分類と、言語情報、運動技能、知的技能、認知的方略、態度のガニェの学習成果の5分類が紹介されており、これらが学習指導要領の三要素とも対応することが示されています。効果的な授業設計には、これらの分類を活用した目標分析表を用いて、単元ごとの目標を観察可能な行動目標として具体化することが不可欠であると、そのプロセスとともに解説されています。
2.学修到達目標
・ブルームの教育目標分類について,行動目標による例を取り上げて説明できる.
・ガニェの学習成果の5分類について,具体例を挙げて説明できる.
・明確な学習目標について,具体的な単元において設定できる.
3.課 題
1.ブルームの教育目標分類について,行動目標による例を取り上げて説明しなさい.
2.ガニェの学習成果の5分類について,具体例を挙げて説明しなさい.
3.明確な学習目標について,具体的な単元において設定しなさい.
4.学習目標を明確化するため、インストラクショナルデザインにおける分類の役割は何か?
4.プレゼン資料
【AIプレゼン】
5.動画資料
【AI動画】
6.テキスト
第6講 教えて考えさせる授業の展開
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
「教えて考えさせる授業」の展開に焦点を当てたものであり、特に理科教育における多視点映像教材の活用方法と開発研究の必要性について論じています。先行学習の重要性を強調し、予備知識の教授が児童生徒の理解力と問題解決を促進すると述べています。また、「教えずに考えさせる授業」と「教えて考えさせる授業」のモデルを比較し、「教える」要素を導入部に組み込むことの有効性を具体的な指導案例を通じて示しています。さらに、学校のICT化推進(特に電子黒板やコンピュータ整備)の現状と、それを見据えた最適な教材開発の方向性についても触れられています。
2.学修到達目標
・“教えて考えさせる授業”について順を追って説明できる.
・”教えて考えさせる授業”への展開について説明できる.
3.課 題
1.多視点映像教材の処理方法について順を追って説明しなさい.
2.多視点映像教材を使った,教えて考えさせる授業への展開について説明しなさい.
3.マルチアングル映像と多視点映像の違いと特徴を説明しなさい.
4.プレゼン資料
【AIプレゼン】
5.動画資料
【AI動画】
6.テキスト
第7講 協働的な学びのデザイン
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
協働的な学びのデザインに焦点を当てたものであり、協働学習の考え方、実践手法、およびその必要性について幅広く解説しています。具体的には、現代社会が求める問題解決能力や創造性を育むために、個別学習ではなく協働学習が不可欠であることを説明しています。また、協働学習の基盤となる知識の社会的構成主義モデルや、互恵的教授法による学習効果について触れ、多様な解答の多様性を活かすことの重要性を強調しています。さらに、ワークショップの手法(ブレインストーミング、KJ法、ポスターセッションなど)や、学習者が主体的に知識を構成する知識構成型ジグソー法の具体的な手順が紹介されています。最後に、遠隔協働学習や、東京大学に設立された**大学発教育支援コンソーシアム推進機構(CoREF)が提供する教材など、協働学習を支援するリソースについても言及しています。
2.学修到達目標
・協働学習の考え方を理解し実際に授業デザインできる.
・ワークショップの手法を5種類説明できる.
・ジグソー学習について説明できる.
3.課 題
1.協働学習の必要性について具体例を挙げて説明しなさい.
2.知識構成型ジグソー法による指導案を作成しなさい.
3.大学発教育支援コンソーシアム推進機構(CoREF)を参考に,知識構成型ジグソー法の教材を作成しなさい.
4.プレゼン資料
【AIプレゼン】
5.動画資料
【AI動画】
6.テキスト
第8講 「教えないで学べる」という新たな学び
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
「教えないで学べる」という新しい学習アプローチと、それを実現するための学習環境の整備について詳細に論じています。まず、J・B・キャロル(Carroll)の学校学習の時間モデルを紹介し、学習達成が能力ではなく時間不足に起因するという発想の転換を提示し、学習率を高めるための5つの要素(課題への適性、授業の質、授業理解力、学習機会、学習持続力)を分析します。次に、このモデルに基づいて「教えないで学べる」環境として、ICT(情報通信技術)の活用、特にクラウドコンピューティング、デジタル教科書(電子書籍)、フィールドワーク、e-ラーニング、e-ポートフォリオ、およびラーニング・コモンズといった具体的な手法やツールがどのように学習者の主体的な学びを促進するかを説明しています。最終的に、これらの環境整備を通じて、反転授業などの新しい教授法を実践し、児童生徒が自律的かつ継続して学ぶ力を育成することを目指しています。
2.学修到達目標
・「教えないで学べる」とはどのようなことは具体例を挙げて説明できる.
・「教えないで学べる」という新たな学びの設計ができる.
3.課 題
1.J・B・キャロル(Carroll)の学校学習の時間モデルについて説明しなさい.
2.「教えないで学べる」学習環境について具体的に説明しなさい.
3.「教えないで学べる」授業を実現するための手立てを考えなさい.
4.「教えないで学べる」という新たな学びを成立させる指導設計の核となる要素は何か?
4.プレゼン資料
【AIプレゼン】
5.動画資料
【AI動画】
6.テキスト
第9講 遠隔授業のデザイン手法
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
デジタル変革とグローバル化が進む社会における教育のあり方、特に遠隔授業(リモート教育)とハイブリッド型授業に焦点を当てた論考です。まず、学習指導要領の改訂に伴う「アクティブ・ラーニング」の導入といった教育改革の背景を説明し、大学設置基準における遠隔授業の変遷を詳細に解説しています。さらに、対面とオンラインを組み合わせたハイブリッド型授業の3つの主要なパターン(ハイフレックス型、ブレンド型、分散型)や、e-Learningとの組み合わせモデルを紹介しています。また、コロナ禍を経て遠隔教育が日常の学びへと変化した必要性を強調し、遠隔協働学習の教育効果とメリットについても論じています。
2.学修到達目標
・ハイブリット型授業について具体的に説明できる.
・ハイブリット型授業について授業設計ができる.
3.課 題
1.遠隔教育の変遷について説明しなさい.
2.ハイブリット型授業の3つのパターンについて,具体例を挙げて説明しなさい.
3.ハイブリット型授業を具体的に企画しなさい.
4.ハイブリット型授業の課題について具体例を挙げて説明しなさい.
5.遠隔教育の必要性について具体例を挙げて説明しなさい.
6.遠隔協働学習を企画し,実際にやってみなさい.
7.遠隔・ハイブリッド型授業設計において教育効果最大化を果たす要素は何か、どのように実現するか?
4.プレゼン資料
【AIプレゼン】
5.動画資料
【AI動画】
6.テキスト
7.資料
第10講 自律的なオンライン授業の分析と設計
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
e-Learningの変遷と現在の形態、そして自律的なオンライン授業の実現に焦点を当てています。e-Learningが単なる情報提供から、対面授業などを組み合わせたハイブリッド型へと進化し、「教えない」授業を通じて学習者が自ら学ぶ自律的な学習者を育成することが目的とされています。また、M.ノールズの提唱する成人学習の原理と学習者の特徴に基づき、授業の目的が学習者の「行動変容」にあることを強調しつつ、知識習得以外の抽象的な効果(意識変革や行動革新など)の効果測定の難しさとその重要性を論じています。
2.学修到達目標
・e-Learningという学習について説明できる.
・授業の効果分析について具体例を挙げて説明できる.
3.課 題
1.自律的なオンライン研修について,具体的に企画しなさい.
2.研修の効果測定について具体例を挙げて説明しなさい.
3.自律的なオンライン授業を実現するために必要な学習者の特性や指導者の役割は何か。
4.成人学習者の特徴を三点挙げ、説明しなさい。
4.プレゼン資料
【AIプレゼン】
5.動画資料
【AI動画】
6.テキスト
第11講 新たな学びと教育リソース
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
新たな学習形態としての「反転授業」に焦点を当て、その概要、効果、導入要因、および課題について詳細に論じています。反転授業とは、知識習得を授業外のデジタル教材で行い、教室では議論や問題解決などの協同学習を行う形式を指します。資料では、学習者の自立的な学習態度を育む必要性や、ICT(情報通信技術)やオープン教材の普及が反転授業の導入を後押ししている点を説明しています。さらに、学習時間の増加や知識活用の機会増大といった利点を挙げつつ、ICT環境整備や教材の質・量、教師のファシリテーターとしての力量形成などの課題も指摘しています。デジタル学習プリントとデジタルアーカイブの連携についても考察し、メディアを組み合わせた新しい教育リソースの開発の重要性を強調しています。
2.学修到達目標
・「反転授業」について具体例を挙げて説明できる.
・「反転授業」について具体的に授業設計ができる.
3.課 題
1.「反転授業」とその効果と可能性について説明しなさい.
2.「反転授業」の学習展開について具体的に説明しなさい.
3.「反転授業」の学習展開について具体的に指導案を作成しなさい.
4.反転授業の教育効果を最大化するためにはどのような課題解決が必要か。
4.プレゼン資料
【AIプレゼン】
5.動画資料
【AI動画】
6.テキスト
第12講 教育活動をデジタルアーカイブする
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
教員養成において不可欠な授業分析を効果的に行うためのデジタルアーカイブの構築と活用方法を解説しています。質の高い授業研究には、単なる映像記録だけでなく、学習指導案や授業評価シート、多視点映像などの多様な関連資料をPDCAサイクルに基づいて整理することが重要です。分析手法には、全体像を把握する量的分析と、教師の意図や個々の反応を深く掘り下げる質的な分析の二種類が存在します。具体的には、教師と児童の行動を時間ごとに記録する手法や、ジェスチャーなどの非言語情報を可視化する手法が紹介されています。これらの客観的な資料を蓄積・共有することで、学生や教員は自らの課題を明確にし、授業改善や実践的な指導力の向上を図ることが可能となります。
2.学修到達目標
・授業分析に必要な教育資料の構成について説明できる.
・授業分析手法について具体的に説明できる.
3.課 題
1.授業分析に必要な教育資料の構成について具体例を挙げて説明しなさい.
2.各授業分析手法について具体的に説明しなさい.
3.授業分析を授業アーカイブプロジェクトの例に倣って,行ってみなさい.
4.授業の質を向上させるためにデジタルアーカイブが果たすべき役割とは何か。
4.プレゼン資料
【AIプレゼン】
5.動画資料
【AI動画】
6.テキスト
第13講 思考力を高めるための学習プロセスの反応分析
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
レスポンスアナライザというシステムを用いて、授業中における児童生徒の反応をリアルタイムで可視化・分析する手法を解説したものです。主なテーマは、教師の発問に対する学習者の応答時間を集団反応曲線としてモデル化し、学力分布の二極化といった集団の特性が曲線にどう影響するかを検証することにあります。教育目標の階層分類であるブルームのタキソノミーに基づき、記憶や応用といった発問の質によって反応パターンが異なることを示し、それに応じた適切な助言や対話の導入を提唱しています。最終的には、ICT環境を活用して教育データを蓄積・分析することで、対面やオンラインを問わず主体的・協働的な学びを深め、個別に最適化された授業改善を実現することを目的としています。
2.学修到達目標
・レスポンスアナライザについて説明できる.
・レスポンスアナライザの教育利用について具体例を示して説明できる.
・集団反応曲線と集団の特性との関係について説明できる.
3.課 題
1.レスポンスアナライザについてその効果と可能性について説明しなさい.
2.レスポンスアナライザの教育利用について,具体例を挙げて説明しなさい.
3.集団反応曲線について具体的に記録してきなさい.
4.集団反応曲線と発問・応答の関係について具体例を挙げて説明しなさい.
5.集団反応曲線と集団の特性の関係について説明しなさい.
6.集団反応曲線の形状は集団の特性や学力の分布とどう関係しますか。
7.レスポンスアナライザを授業改善に活用する利点を述べなさい。
8.ティーチング・ポートフォリオに記録すべき情報の具体例を挙げなさい。
4.プレゼン資料
【AIプレゼン】
5.動画資料
【AI動画】
6.テキスト
第14講 高大連携による地域課題探究型学習
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
岐阜女子大学が推進する地域資源デジタルアーカイブの構築と、それを通じた高大連携による教育実践について解説しています。大学独自の「知的創造サイクル」に基づき、地域の伝統文化や観光資源をデジタル化・活用することで、地方創生の核となる知の拠点形成を目指しています。具体的な事例として、地元の高校生がオンライン指導を受けながら観光冊子を制作し、地域の課題解決に主体的に取り組む過程が紹介されています。この活動を通じて、生徒の社会人基礎力や地域への愛着が向上し、進路選択にも肯定的な変化が見られたことが報告されています。最終的に、デジタルアーカイブを単なる記録保存に留めず、教育活動や産業振興に活かす知の循環の重要性が強調されています。
2.学修到達目標
・地域資源デジタルアーカイブについて説明できる.
・地域資源デジタルアーカイブの教育利用について具体例を示して説明できる.
・地域資源デジタルアーカイブと地域課題探求型学習との関係について説明できる.
3.課 題
1.地域資源デジタルアーカイブについてその効果と可能性について説明しなさい.
2.地域資源デジタルアーカイブの教育利用について,具体例を挙げて説明しなさい.
3.地域資源デジタルアーカイブを具体的に企画しなさい.
4.地域資源デジタルアーカイブと地域課題探求型学習の関係について具体例を挙げて説明しなさい.
5.地域資源デジタルアーカイブは地域課題の解決や活性化にどのように寄与しますか。
6.学校図書館にデジタルアーカイブを構築する目的は何ですか。
4.プレゼン資料
【AIプレゼン】
5.動画資料
【AI動画】
6.テキスト
第15講 「教える」から「学ぶ」への変革
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
教育の現場が「教える」側中心から「学ぶ」側中心へと移行するパラダイムシフトについて、心理学的な変遷をもとに解説しています。まず、目に見える変化のみを重視する行動主義と、個人の内的な思考プロセスに焦点を当てる認知主義の対比から始まり、学習者が自ら知識を組み立てる構成主義という考え方が示されます。さらに、他者との協働を通じて能力を高める社会構成主義へと議論を発展させ、現代の学校教育における「主体的・対話的で深い学び」の理論的背景を浮き彫りにしています。最終的には、GIGAスクール構想などの最新動向を踏まえ、教師が先導するのではなく、児童生徒が自律的に探究する学習者主体の教育観への転換を促すことが本書の目的です。
2.学修到達目標
・教授学習に関する基本的な理論を具体的に説明できる.
・行動主義と認知主義の2つの学習論の区別を説明できる.
3.課 題
1.行動主義から認知主義、そして構成主義へと学習理論はどのように変遷したか。
2.行動主義的学習論と認知主義的学習論,構成主義的学習論に対応した課題(問題)を作成しなさい.
3.GIGAスクール構想における「教える」から「学ぶ」に転換するための工夫について具体例を挙げて説明しなさい.
4.プレゼン資料
【AIプレゼン】
5.動画資料
【AI動画】
6.テキスト
特別講義Ⅰ 教育改革とその思想
小玉重夫(東京大学大学院教授)
1.何を学ぶか
学習指導要領の改訂を軸とした日本の教育改革の動向と、その根底にある思想を解説しています。従来の知識伝達型である「ツリー型」の教育から、社会と横に繋がり自ら問いを深める「リゾーム型」の学びへの転換が強調されています。特に、正解のない問題に向き合う「探究」がキーワードとして挙げられ、これが大学入試改革や主権者教育とも密接に関連していることが示されています。また、幼児教育から高等教育までを一貫して「探究」で繋ぐことで、従来の高大接続の壁を乗り越える必要性を説いています。具体的な実践例を通じ、子供が主体的に思考し、既存の枠組みを揺さぶるプロセスの重要性が論じられています。最終的に、教育と研究が切り離された時代から、学びそのものが「探究」となる新しい教育の在り方を提唱する内容となっています。
2.学修到達目標
・アクティブ・ラーニングによって解消を目指す教育上の課題は何か説明できる。
・従来の垂直統合型に対し、提唱される新しい知の構造は何か説明できる。
・新学習指導要領が掲げる「学力の3要素」とは何か、具体例を示して説明できる。
3.課 題
① これからの教育改革が目指す「社会に開かれた教育課程」の全体像とは何か。
② アクティブ・ラーニングが重視されるようになった背景は何か。
③ 従来の垂直統合型と対比される「リゾーム型」教育の特徴は。
④ 従来の「ツリー型」と対比される教育の構造は何型か。
4.プレゼン資料
【AIプレゼン】
5.動画資料
【AI動画】
6.テキスト
Ⅳ 総合課題
課題1
第1から第8講の中で,興味を持った研究課題についてさらに詳しく調べA4用紙1ページにまとめよ.
課題2
第9から第15講の中で,興味を持った研究課題についてさらに詳しく調べA4用紙1ページにまとめてよ.
Ⅴ アドバイス
課題1
解説 テキスト並びに参考文献を参考に論述しなさい.
課題2
解説 テキスト並びに参考文献を参考に論述しなさい.
Ⅵ 科目修得試験:レポート試験
Ⅶ テキスト
Ⅷ 参考文献
主にテキストの中に記してある文献が参考になります.
※なお、本講座は大学院科目【遠隔教育特講】の内容と重複しております。
※ AI動画並びにAIプレゼンは、テキストを で分析し生成したものです。
資料
1.【e-Learning】学校DX戦略コーディネータ特論(Ⅰ):学習到達目標







