【e-Learning】学校DX戦略コーディネータ概論【Ⅲ】 未来を創る教育設計 ~カリキュラム開発の新しい視点 ~
【e-Learning】学校DX戦略コーディネータ概論【Ⅲ】 未来を創る教育設計 ~カリキュラム開発の新しい視点 ~
【概 要】
カリキュラム開発の理論と実践は、教育における目標達成のために必要な学習内容、教育方法、評価方法を体系的に設計・実行するプロセスです。理論的には、カリキュラム開発は学習者中心のアプローチを重視し、学習の目的や成果を明確に定義します。加えて、学習者のニーズ、社会的・文化的背景、教育政策を考慮した柔軟で効果的なデザインが求められます。実践的な側面では、カリキュラムを教室で実際に運用し、評価を通じてその効果を確認し、改善を行うことが重要です。
カリキュラム開発のポイントは、学習者の多様性に対応すること、学びの過程が段階的に進行すること、そして、評価とフィードバックを取り入れた反復的な改善が必要であることです。さらに、現代の教育では、テクノロジーやグローバルな視点、持続可能な教育など、最新のアプローチを取り入れることが求められています。これにより、学習者は知識だけでなく、実践的なスキルや問題解決能力を身につけることができます。カリキュラム開発は、単なる知識伝達にとどまらず、学習者を未来に向けて準備させる重要な役割を果たします。
【学修到達目標】
1.学習者中心のカリキュラム設計ができる
2.カリキュラム開発における評価手法を理解し、実践できる
3.多様な教育手法や学習スタイルを取り入れたカリキュラムを作成できる
4.最新の教育技術をカリキュラムに組み込み、効果的に活用できる
5.カリキュラムの改善と適応を行い、持続的に最適化できる
第1講 カリキュラムの定義と重要性
森下 孟(信州大学学術研究院教育学系・准教授)
1.何を学ぶか
教育におけるカリキュラムとは、単なる授業のスケジュールではなく、学習目標の達成に向けた包括的な設計図です。現代の教育現場では、ICTの活用や多様なニーズへの対応といった複雑な課題を解決するために、教育課程全体を再考する専門性が求められています。この資料では、目標や評価、学習環境が相互に影響し合う構造を解き明かし、教育の一貫性や質を保証する意義を強調しています。また、客観的なデータに基づく工学的アプローチと、当事者の多様な視点を重視する羅生門的アプローチという対照的な視点から、改善の道筋を示しているのが特徴です。最終的にカリキュラムは、固定されたものではなく、実践を通じて常に更新され続ける「生きた構造」であると定義されています。
2.学修到達目標
① カリキュラムの基本的な構成要素(学習目標、教材、指導方法、評価基準など)を明確に説明し、それぞれの役割を理解することができる。
② カリキュラムが教育の一貫性やインクルーシブな環境の促進にどのように寄与するかを具体的な事例を挙げて論じることができる。
③ 自校のカリキュラムを分析し、学習者の多様なニーズに応じた改善点を特定し、具体的な提案を行うことができる。
3.課題
① 特定の教育機関のカリキュラムを選定し、その構成要素や教育目標、教材、指導方法、評価基準を分析するレポートを作成する。
② 特定の学習者グループ(例:異なる年齢層や特別支援が必要な学習者)に対応したカリキュラム案を設計し、その目的や内容、指導方法、評価方法を詳細に記述する。
③ 自校のカリキュラムに対する改善提案をまとめ、プレゼンテーション形式で発表する。提案には、具体的な改善点やその理由、期待される効果を含める。
④ カリキュラムを単なる授業計画ではなく学習経験の体系と捉える意義は何ですか。
⑤ カリキュラム設計における工学的アプローチの特徴を答えなさい。
⑥ 羅生門的アプローチから見たカリキュラムの捉え方を答えなさい。
⑦ カリキュラムを単なる授業計画ではなく学習経験の体系と捉える意義は何ですか。
⑧ カリキュラムが教育実践にもたらす四つの意義を挙げよ。
4.プレゼン資料
【AIプレゼン】
5.動画資料
【AI動画】
6.テキスト
第2講 日本の学校カリキュラム開発の歴史と概要
安彦忠彦(名古屋大学名誉教授)
1.何を学ぶか
日本の学校カリキュラム開発の歴史的流れを、古代ギリシャの自由教育から現代に至るまで、世界史的な視野に置きながら包括的に論じている。特に、カリキュラム観の変遷に焦点を当てており、中世の神学中心の教育から、ルソーやデューイに影響された近代の児童中心主義への転換を説明している。日本では、寺子屋や藩校の教育を経て、戦後に学習指導要領が国家基準として確立され、経験主義と系統主義の間で方針が変更されてきた経緯が詳述されている。現行の改訂作業は、ICTやAIの活用に対応し、個々の学習者に合わせた個別最適な学びの実現を最優先課題としている。結論として、文書は、今後のカリキュラム開発が地球環境問題や人間倫理の確立といったグローバルな課題に対応すべきだと提言して終わる。
2.学修到達目標
① 古代から現代に至るまでのカリキュラム開発の歴史的変遷を理解し、主要な教育思想や改革の影響を具体的に説明することができる。
② 特定の時代や教育思想に基づくカリキュラムの特徴を分析し、それがどのように学習者のニーズや社会の要求に応じて変化してきたかを論じることができる。
③ カリキュラム開発の歴史を踏まえ、現代の教育課題や社会的ニーズに応じた未来のカリキュラムの改善点や新たな提案を具体的に示すことができる。
3.課題
① 特定の時代(例:古代ギリシャ、中世、近代など)のカリキュラムを選び、その特徴や教育思想、社会的背景を分析したレポートを作成する。
② 特定の教育思想家(例:ジョン・デューイ、ルソーなど)を選び、その思想がカリキュラム開発に与えた影響について研究し、プレゼンテーション形式で発表する。
③ カリキュラム開発の歴史を踏まえ、現代の教育課題や社会的ニーズに応じた未来のカリキュラムの改善点や新たな提案をまとめた提案書を作成する。
4.プレゼン資料
【AIプレゼン】
5.動画資料
2月11日公開講座動画をアップする予定
【AI動画】
6.テキスト
第3講 教育理論とカリキュラム
田中康平(教育ICTデザイナー)
1.何を学ぶか
教育理論の変遷とカリキュラム設計の相関関係について、最新の学習指導要領を交えて解説したものです。行動主義から構成主義、そしてデジタル時代のコネクティビズムに至るまでの各パラダイムが、学習観や教師の役割にどのような転換をもたらしたかを整理しています。特に「主体的・対話的で深い学び」の実現には、これらの理論的背景の理解が不可欠であると説いています。また、ICT活用を効果的に進めるための指針として、各理論に基づいた具体的な指導方法や評価のあり方を提示しています。最終的に、教師が理論を実践に統合することで、高度な専門性を備えた教育者として成長することの重要性を強調する内容となっています。
2.学修到達目標
① 主要な教育理論(行動主義、認知主義、構成主義など)を理解し、それぞれの理論の特徴や学習に対するアプローチを具体的に説明できる。
② 特定の教育理論に基づいて、学習者のニーズや社会的要求を考慮したカリキュラムを設計し、その内容や指導方法を具体的に示すことができる。
③ 教育理論がカリキュラムにどのように影響を与えるかを分析し、具体的な事例を挙げてその関連性を論じることができる。
3.課題
① 行動主義、認知主義、構成主義などの主要な教育理論を比較し、それぞれの理論の特徴、利点、限界について分析したレポートを作成する。
② 特定の教育理論に基づいて、特定の学年や教科に適したカリキュラムを設計するプロジェクトを行う。具体的には、学習目標、内容、指導方法、評価方法を含むカリキュラム案を作成し、プレゼンテーションを行う。
③ 特定の教育理論がどのようにカリキュラムに影響を与えているかを研究し、その結果を発表する。
④ 各教育理論の学習観と教師の役割はどのように変遷してきたのでしょうか。
⑤ 社会的構成主義と「主体的・対話的で深い学び」の関連を述べよ。
⑥ 認知主義と構成主義における評価方法の相違点を述べよ。
4.プレゼン資料
【AIプレゼン】
5.動画資料
【AI動画】
6.テキスト
第4講 学習者中心の授業デザイン ~デジタル学習基盤を前提に~
木田 博(鹿児島市教育委員会・教育DX担当部長)
1.何を学ぶか
デジタル技術の普及を前提とした教育DXの本質と、学習者中心の授業デザインへの転換について解説しています。単なる機器の導入にとどまらず、子供たちが自ら目標設定や学習方法を選択できる主体性を育むことが最終的なゴールとして示されています。学びの進化は、教師が主導する「列車」型から、個々のペースやルートを自ら決定する「運転」型へと比喩を用いて表現されています。実践においては、小さな自己決定から始まり、自由進度学習を経て、最終的には評価までを自身で行う自己調整学習へと段階的に移行することが推奨されています。これに伴い、教師の役割も知識の伝達者から、学びを支え環境を整える伴走者へと大きく変容することが求められています。
2.学修到達目標
① 特定の学習者グループのニーズや興味を調査し、その結果を基に学習者中心のカリキュラムを設計するための分析レポートを作成できる。
② 学習者中心のアプローチに基づいて、具体的な学習目標、活動、評価方法を含むカリキュラム案を作成し、プレゼンテーションを通じてその意図や効果を説明できる。
③ 実際の授業や学習活動に対してフィードバックを行い、その結果を基にカリキュラムの改善点を提案することができる。
3.課題
① 特定の学習者グループ(例:特定の年齢層や学習スタイルを持つグループ)を対象に、ニーズや興味を調査し、その結果を分析したレポートを作成する。
② 学習者中心のアプローチに基づいて、特定の教科やテーマに関するカリキュラム案を作成する。具体的には、学習目標、活動内容、評価方法を含む詳細なプランを作成し、クラス内で発表する。
③ 自ら設計したカリキュラムを実際に授業で実施し、その後、学習者からのフィードバックを収集・分析する。さらに、その結果を基にカリキュラムの改善点を提案するレポートを作成する。
④ デジタル変革の三段階は学習者中心の授業モデルをどのように実現させますか。
⑤ 「学習者中心の学び」と「個に応じた学び」の違いを述べよ。
⑥ 学習者中心の学びにおいて教師に求められる役割の変化を述べよ。
⑦ 学習者中心の学びにおいて教師に求められる役割の変化を述べよ。
4.プレゼン資料
第4講 学習者中心の授業デザイン ~デジタル学習基盤を前提に~
【AIプレゼン】
第4講 学習者中心の授業デザイン ~デジタル学習基盤を前提に~
5.動画資料
【AI動画】
6.テキスト
第4講 学習者中心の授業デザイン ~デジタル学習基盤を前提に~
第5講 目標設定と学習成果
齋藤陽子(岐阜女子大学・准教授)
1.何を学ぶか
効果的な学習目標の設定手法とそれに伴う教育評価の理論を体系的に解説しています。具体的には、具体的かつ期限を設ける「SMART基準」や、授業設計の根幹をなす「メーガーの3つの質問」などの枠組みが示されています。また、学習者の認知段階を分類するタキソノミー・テーブルを活用し、目標を具体的な行動として記述することの重要性を説いています。評価の側面では、単なる知識の測定に留まらず、学習過程や自己成長に焦点を当てたパフォーマンス評価やポートフォリオといった多角的な手法を提示しています。最終的に、これらの理論を統合することで、学習者の変容を促し、指導と評価を一体化させるための実践的な指針を提示しています。
2.学修到達目標
① 特定の学習テーマに基づいて、SMART基準に従った具体的な学習目標を3つ以上設定し、その目標がどのように学習成果に結びつくかを説明できる。
② 設定した学習目標に対して適切な評価方法(定量的および定性的)を提案し、それぞれの評価方法がどのように学習成果を測定するかを具体的に示すことができる。
③ 自己評価や他者からのフィードバックを基に、自らの学習成果を分析し、次の学びに向けた改善計画を作成することができる。
3.課題
① 特定の学習テーマやプロジェクトに基づいて、SMART基準に従った具体的な学習目標を3つ以上設定し、その目標がどのように学習成果に結びつくかを説明するレポートを作成する。
② 設定した学習目標に対して適切な評価方法を設計し、定量的および定性的な評価基準を含む評価計画を作成する。
③ 自己評価や他者からのフィードバックを基に、自らの学習成果を分析し、次の学びに向けた改善計画を作成する。
④ 効果的な学習目標を設定するために活用すべき主要な理論や基準は何ですか。
⑤ 学習目標の明確化は評価基準の設定や教育設計にどのような影響を与えますか。
⑥ 効果的な学習目標を設定するために活用すべき主要な理論や基準は何ですか。
4.プレゼン資料
【AIプレゼン】
5.動画資料
【AI動画】
6.テキスト
第6講 内容の選定と組織化
今井亜湖(岐阜大学教育学部・教授)
1.何を学ぶか
内容の選定と組織化は、効果的な教育プログラムやカリキュラムを開発するための重要なプロセスです。まず、内容の選定では、学習者のニーズ、興味、背景をふまえ、かつ教育プログラムやカリキュラムの目標や学習成果に基づいて教えるべき内容(学習者が獲得すべき知識やスキル)を明確にします。続いて、内容の組織化では、選定した教えるべき内容をどのようなまとまりで学習者に教えるとよいかを考えます。こうした内容の選定と組織化を行うための前提として,開発する教育プログラムやカリキュラムで扱う内容がどのような学習成果につながるものであるかを把握しておく必要があります。このように,学習成果に基づいた内容の選定と組織化では,開発する教育プログラムやカリキュラムの教えるべき内容を明確にするだけでなく,学習者にとって分かりやすい学習活動とは何かを様々な分析データをもとに検討します。よって,この活動は教育の質向上の観点からも重要な活動であると言えます。
2.学修到達目標
① 特定の学習者グループに対してニーズ分析や学習者特性の分析を行い、その結果に基づいて前提条件と学習目標を設定することができる。
② 選定した学習目標をガニエの学習成果の分類を用いて明確化し,その結果をふまえて課題分析を行うことができる。
③ 課題分析の結果をもとに,教えるべき内容の関連やその順序を明示することができる。
3.課題
① 特定の学習者グループ(例:学生、社会人、特定の職業群など)に対する教育プログラムまたはカリキュラムの学習目標をニーズ分析から設定し,学習者特性の分析より前提条件を決める。
② ①で設定した学習目標を,ガニエの学習成果の5分類を用いて明確化し,その結果を用いて課題分析を行う。
③ 上記①と②の結果をふまえて,特定の学習者グループ(例:学生、社会人、特定の職業群など)に対して開発する教育プログラムまたはカリキュラムを説明するプレゼンテーションを作成する。
④ インストラクショナルデザインにおけるADDIEモデルの各段階はどのような役割を担っていますか。
⑤ クラスター分析と階層分析の使い分けを具体例を挙げて説明しなさい。
4.プレゼン資料
【AIプレゼン】
5.動画資料
【AI動画】
6.テキスト
第7講 教育方法と戦略
林 一真(岐阜聖徳学園大学・講師)
1.何を学ぶか
現代の学校教育において教師が習得すべき教育方法と教育戦略の理論および実践を解説したものです。教師には、単に知識を伝達するだけでなく、ICTや学習ログを駆使して「個別最適な学び」と「協働的な学び」を一体的にデザインする役割が求められています。具体的には、講義やグループワークなどの各手法の特性を理解し、反転授業やアクティブラーニングといった包括的な戦略と組み合わせる重要性が説かれています。また、ルーブリックを用いた形成的評価を通じて、学習者自身が自らの学びを調整できる環境を整えることの必要性も強調されています。最終的には、テクノロジーを有効に活用しながら、学習者の実態に即した授業を構築・改善できる専門性を養うことを目的としています。
2.学修到達目標
① 異なる教育方法(講義、ディスカッション、グループワークなど)を用いて、特定の学習内容を教えるための授業計画を作成し、実際に模擬授業を行うことができる。これにより、各方法の効果を実践的に理解する。
② 特定の学習者グループに対して、個別指導や協同学習、反転授業などの教育戦略を組み合わせた学習プランを設計し、そのプランがどのように学習者のニーズに応えるかを説明することができる。
③ 選定した教育方法と戦略に基づいて実施した授業の効果を評価し、学習者からのフィードバックを収集して分析し、その結果をもとに次回の授業改善点を提案することができる。
3.課題
① 選定した教育方法(例:講義、ディスカッション、グループワークなど)を用いて、特定の学習内容に基づく模擬授業を実施する。
② 特定の学習者グループ(例:年齢、背景、学習スタイルなど)に応じた教育戦略を組み合わせた学習プランを作成する。
③ 模擬授業や実際の授業を通じて得たフィードバックを基に、授業の効果を評価するレポートを作成する。
④ 教育方法と教育戦略の違いを理解し、授業設計を包括的に捉える意義は何か。
⑤ 教育方法と教育戦略の定義における明確な違いは何か。
⑥ 個別最適な学びを支えるICT活用の具体的な利点は何か。
⑦ 反転授業が「応用的な学び」を促進する仕組みを説明せよ。
4.プレゼン資料
【AIプレゼン】
5.動画資料
【AI動画】
6.テキスト
第8講 学習評価とフィードバックの重要性
森下 孟(信州大学学術研究院教育学系・准教授)
1.何を学ぶか
教育における評価を単なる成績付けではなく、学習支援と授業改善のための中心的なプロセスとして再定義しています。特に、学習の途中で改善を促す形成的評価の重要性を説き、学習者が自らの理解を客観視して自律的に学ぶ姿勢を支える役割を強調しています。また、思考の深さを階層化したブルームのタキソノミーを活用することで、表面的な暗記に留まらない質の高い学習目標の設計が可能になると述べています。効果的なフィードバックの原則やICTの活用事例も紹介されており、評価を通じて学びの質を高める具体策が示されています。最終的に、これらの評価活動をカリキュラムの改善に繋げ、学校全体で教育の質を保証していく循環の必要性を説く内容となっています。
2.学修到達目標
① 学習者の評価結果を基に、自らの授業計画を調整できる。
② 具体的かつ建設的なフィードバックを学習者に提供できる。
③ カリキュラムの改善に向けた評価とフィードバックの活用方法を理解し、実践できる。
3.課題
① 学習者の進捗や成果をどのように評価するかを検討し、個々の学習スタイルやニーズに適した評価方法を提案する。
② 学習者に対して、具体的で建設的なフィードバックをどのように提供するかについて検討する。
③ 学習者の評価結果を反映させ、どのようにカリキュラムを改善するかを考える。
④ 形成的評価は従来の成績処理から学習支援へどのように転換したか。
⑤ 形成的評価は従来の成績処理から学習支援へどのように転換したか。
⑥ ブルームのタキソノミーが評価設計において果たす役割を説明せよ。
4.プレゼン資料
【AIプレゼン】
5.動画資料
【AI動画】
6.テキスト
第9講 インクルーシブ教育とカリキュラム
太田容次(京都ノートルダム女子大学・准教授)
1.何を学ぶか
障害の有無にかかわらず共に学ぶインクルーシブ教育システムの構築と、そのためのカリキュラム編成の在り方を解説しています。日本の義務教育では、通常学級から特別支援学校まで多様な学びの場を連続的に整備し、児童生徒のニーズに合わせて柔軟に選択・変更できる仕組みが求められています。近年、特別支援教育の対象者が増加する中で、一人ひとりに応じた個別の教育支援計画の策定や、合理的配慮に基づいた教材・評価方法の工夫が重要視されています。また、特定の学校内での対応に留まらず、地域全体を一つの集団と捉えるスクールクラスターの概念により、教育資源を相互に活用する協力体制の構築が不可欠です。最終的には、管理職のリーダーシップのもと、全教職員が専門性を高め、組織的に教育課程を運営することで、誰もが排除されない共生社会の実現を目指しています。
2.学修到達目標
① 学習者の多様なニーズを理解し、適切な支援方法をカリキュラムに組み込むことができる。
② 異なる学習者に合わせた教材や評価方法を選定し、実践できる。
③ インクルーシブ教育を実現するための協力体制を構築し、教師と他の教育スタッフとの連携を促進できる。
3.課題
① 学習者の個別ニーズに対応するため、インクルーシブ教育の理念に基づいたカリキュラム設計を行い、その中でどのように障害や特別な支援が必要な学習者に対応するかを計画する。
② インクルーシブ教育を実現するために、視覚支援や聴覚支援、身体的な障害を持つ学習者を対象とした教材を作成する。
③ インクルーシブ教育を効果的に実施するために、教師や支援スタッフとの協力体制をどう構築するかについて具体的なアイデアを考え、チームでの連携方法や情報共有の仕組みを設計する。
④ インクルーシブ教育システムが目指す共生社会の理念と構築の目的は何ですか。
⑤ スクールクラスターにおける特別支援学校の機能を説明せよ。
4.プレゼン資料
【AIプレゼン】
5.動画資料
【AI動画】
6.テキスト
第10講 テクノロジーの活用
田中康平(教育ICTデザイナー)
1.何を学ぶか
GIGAスクール構想によって普及したデジタル端末をいかに真の学力向上に結びつけるかを論じています。単なるツールの活用を目的化せず、認知負荷理論やデジタル・タキソノミーといった理論的枠組みに基づき、学習者の思考プロセスを最適化する授業設計の重要性を説いています。また、社会構成主義からコネクティビズムへの変容を踏まえ、ネットワーク化された環境での知識構築についても言及しています。さらに、生成AIの教育利用においては、その特性と限界を正しく理解し、教材開発の効率化や学びの質を革新する可能性を示唆しています。最終的には、テクノロジーを手段として位置づけ、学習者の認知過程を中心とした教育DXの実現を目指すべきだと提言しています。
2.学修到達目標
① 学習者のニーズに応じて、適切な教育テクノロジーツールを選定し、カリキュラムに組み込むことができる。
② インタラクティブコンテンツやゲームベース学習をカリキュラムに統合し、学習者のモチベーションを向上させることができる。
③ テクノロジーを活用した学習の成果を適切に評価し、フィードバックを提供することができる。
3.課題
① 異なる学習目標に対応するために、オンラインプラットフォーム、教育アプリケーション、シミュレーションツールなどのテクノロジーを選定する。それぞれのツールが学習者に与える影響を評価し、どのようにカリキュラムに組み込むかを具体的に説明しなさい。
② 学習者の興味を引き、効果的な学びを促進するインタラクティブな教材(例えば、ゲームベース学習、シミュレーション)を設計しなさい。
③ テクノロジーを使用して学習者の進捗や成果をどのように評価するかについて計画を立てる。
④ 認知負荷理論を基にデジタル教材の提示方法や情報量をどのように最適化すべきか。
⑤ Digital Taxonomyを学習活動のデザインに用いる利点は何か。
⑥ 生成AIが持つ「もっともらしさ」の特性と限界を記せ。
⑦ 教育DXの第三段階である「学びの質の変革」の内容を述べよ。
4.プレゼン資料
【AIプレゼン】
5.動画資料
【AI動画】
6.テキスト
第11講 プロジェクトベースの学習
成瀬喜則(富山大学・名誉教授・学長特命補佐)
1.何を学ぶか
予測困難なグローバル社会で生き抜く力を養うためのプロジェクトベース学習(PBL)について解説したものです。PBLは、単なる知識習得に留まらず、他者と協力しながら実社会の具体的な課題を解決するアクティブラーニングの手法として位置づけられています。教室内で完結するチュートリアル型と、地域社会と連携する社会連携型の二種類が紹介されており、いずれも実践的なスキル向上に寄与します。教育現場での導入例として、地域の魅力を活かした仕事づくりなどの事例を挙げ、計画立案から評価・改善に至るサイクルの重要性が説かれています。指導者は教える立場ではなく、学習者の主体性を引き出すファシリテーターとしての役割が求められます。最終的に、客観的な分析と他者への発信を通じて、多角的な視点を養うことが本学習の目的です。
2.学修到達目標
① 実際の課題に対してチームで協⼒し、問題解決のためのプロジェクトを企画することができる。
② 調査結果やアイデアを論理的に整理し、その成果を効果的に説明することができる。
③ 他者と連携してプロジェクトを推進し、評価をプロジェクトの改善に反映させる方法について説明できる。
3.課題
① 現在の社会問題に対して具体的な課題を作成しなさい。また、どのように解決すればいいか手順を列挙しなさい。
② プロジェクトの成果を評価する方法を説明しなさい。また、それらの評価方法をもとにしてプロジェクトを改善する方法について考えなさい。
③ 実際の社会で発生した課題を対象として、地域社会や学外組織との協働によって取り組む方法のメリットとデメリットについて説明しなさい。
④ 現代の予測困難な社会において、プロジェクトベース学習が果たすべき役割と意義は何ですか。
⑤ チュートリアル型と社会連携型PBLの違いを説明せよ。
⑥ PBLと探究学習の主な違いを説明せよ。
4.プレゼン資料
【AIプレゼン】
5.動画資料
【AI動画】
6.テキスト
第12講 学力の可視化と授業改善
丹羽正昇(横浜市教育委員会事務局学校教育部・部長)
1.何を学ぶか
横浜市は、25万人の児童生徒と2万人の教職員を擁する日本最大の基礎自治体としてのスケールメリットを活かし、「学びの可視化」と「授業改善」を両輪とした教育改革を推進しています。その中核となるのが、令和6年6月に全校導入された学習ダッシュボード「横浜スタディナビ」です。
本取り組みの最大の特徴は、単なる成績管理に留まらず、小学1年から中学3年までの自系列データを蓄積・解析する「ビッグデータ化」、外部専門家と連携した「エビデンス化」、そして分析を政策や指導に還元する「スパイラル化」の3原則にあります。
具体的には、IRT(項目反応理論)を用いた学力調査により、他者比較ではない「個人の伸び」を可視化。さらに、メタ認知や役割意識といった「社会情動的コンピテンシー(非認知能力)」と学力の相関を科学的に証明しました。「役割意識の高い子は学力が伸びる」といったエビデンスに基づき、教員の経験や感性をデータで裏付けることで、より精緻な授業改善を実現しています。
横浜市は、このデータ基盤を「共創」の場として開放し、産官学が一体となって子供一人ひとりに寄り添う、安全・安心で主体的な学びの場を創造することを目指しています。
2.学修到達目標
① 横浜市が推進する「横浜スタディナビ」の3原則(ビッグデータ化・エビデンス化・スパイラル化)を理解し、単なる事務効率化ではない「教育EBPM(エビデンスに基づく教育施策)」の仕組みと重要性を、他者に説明できるようになる。
② 学力調査におけるIRT(項目反応理論)の特性を理解し、ダッシュボード上の「分析チャート」や「クロス集計」を用いて、単一の点数評価ではなく「個の伸び」と「学習意識・社会情動的コンピテンシーとの相関」を多角的に読み解くことができる。
③ 「メタ認知」や「役割意識」が学力の伸びに寄与するというエビデンスを基に、日々の授業設計や学級経営において、子供の主体性を引き出す具体的な手立て(自己決定の場の創出や振り返りの質の向上など)を立案・実施できる。
3.課題
① 「横浜スタディナビ」または提供されたサンプルデータ(分析チャート)を確認し、特定の教科や学年における「強み」と「課題」を1つずつ抽出してください。
② 本講座で学んだ4つの指標(メタ認知、知的好奇心、知的謙虚、共感性)の中から、あなたが最も重視したい指標を1つ選んでください。その資質を伸ばすために、今後1ヶ月の授業や学級活動の中で実施する具体的な手立て(アクションプラン)を提案してください。
③ 現在の「横浜スタディナビ」の機能や得られるデータを踏まえ、より精緻な「子供の見取り」や「授業改善」を行うために、「追加してほしい機能やデータ」、あるいは「外部の専門家(大学・企業)と一緒に分析してほしいテーマ」を考案してください。
④ 横浜市が推進する教育デジタルトランスフォーメーションが目指すビジョンと社会的な意義は何ですか。
⑤ IRT(項目反応理論)の導入が評価に与える利点は何ですか。
⑥ メタ認知と学力の伸びにはどのような相関がありますか。
4.プレゼン資料
【AIプレゼン】
5.動画資料
【AI動画】
6.テキスト
第13講 ICT を入れても学校は変わらない〜 制度・現場・未来をつなぐ「学校DX 戦略コーディネータ」論 〜
金城寛史(沖縄県教育庁教育DX推進課・指導主事)
1.何を学ぶか
このでは、学校DX(デジタルトランスフォーメーション)を成功させるための「学校DX戦略コーディネータ」の必要性と役割を論じているものです。国の抽象的な制度理念と、学校現場における具体的な意思決定言語との間に「翻訳者」が不在であることが、DX停滞の構造的欠陥であると指摘します。そのため、コーディネータは、制度と現場をつなぐ「翻訳機能」、学校文化そのものを再設計する「構造デザイン機能」、そして生徒の未来を起点とする「未来基準の意思決定」の三つの機能を担います。具体的な実践として、沖縄県DXハイスクールでの事例に基づき、学校運営の基盤となるSIC(スケジューリング、情報流通、意思疎通)の構造改革や日課の再設計を通じて、文化OSの更新を行ったことが示されています。最終的に、学校DXはICT導入ではなく、学校文化のOSを更新し、生徒が未来に向けて価値創造的な学びを行う構造を構築することを目指すと結論づけています。この構造変革を全国に展開するには、技術の普及ではなく、これらの三層構造を担える人材育成が不可欠であると論証しています。
2.学修到達目標
① 学校DX(デジタルトランスフォーメーション)を成功させるための「学校DX戦略コーディネータ」の必要性と役割について説明できる。
② 「翻訳者」に役割について具体的に説明できる
③ 学校DXはICT導入ではなく、学校文化のOSを更新し、生徒が未来に向けて価値創造的な学びを行う構造について説明できる。
3.課題
① これからの教員にはどのような人材を養成することが必要だと考えますか。
② 学校DX戦略コーディネータの具体的な機能を示してください。
③ あなたは学校においてどのような学校DX戦略コーディネータが必要だと考えますか。
4.プレゼン資料
【AIプレゼン】
5.動画資料
【AI動画】
6.テキスト
第14講 教科の構造化とカリキュラムの再設計
岩木美詠子(福岡市立香椎第1中学校・教頭)
1.何を学ぶか
ここでは、GIGAスクール環境下で推進される教育DX(デジタルトランスフォーメーション)に伴い、カリキュラムのあり方がどのように変革すべきかを詳細に論じています。デジタル教科書やクラウド環境を含むデジタル学習基盤の整備は、個別最適な学びと協働的な学びを統合的に充実させる可能性を秘めています。この効果を引き出すため、指導者はブルームの分類学などの考え方を応用し、学習者が具体的に「何をできるようになるか」を明確にする学習目標の構造化が不可欠であると指摘されています。さらに、加速的に発展するデジタル技術に対応するため、各教科の学びを通じて情報活用能力を育成し、カリキュラム全体に明確に位置づける重要性が強調されています。そして、教育の質を継続的に保証するため、実践と評価の検証に基づくデータ駆動型のカリキュラム・マネジメントのサイクルを構築し推進する必要があると提言されています。
2.学修到達目標
① 学習指導要領が示す資質・能力を基軸に、自校のGIGAスクール環境(1人1台端末、クラウドツール等)が、各教科の学習目標達成や探究的な学習においてどのように機能しているかを構造的に分析し、教育DX推進における現状カリキュラムの成果と課題を客観的に説明できる。
② 学校の教育目標(グランドデザイン)と接続させながら、学習支援ツールやデジタル教材、学習履歴(スタディ・ログ)の活用を前提として、教科内の個別最適な学びと教科横断的な協働学習を効果的に組み合わせた、特色ある教育カリキュラム(年間指導計画や中核単元など)を具体的に再設計できる。
③ 設計したカリキュラムを学校全体で推進するため、学習データの分析結果に基づいて指導の改善やカリキュラムの更新を行う「データ駆動型のカリキュラム・マネジメント」のサイクルを構築できる。また、その実現に向けて、教職員へのICT活用研修やデジタルでの情報共有・連携の仕組みを含めた組織的な推進計画を立案できる。
3.課題
① あなたの学校で実践されているいずれかの教科・学年の年間指導計画を一つ選んでください。その上で、以下の項目を含む「自校カリキュラムDX診断レポート」を作成し、提出してください。
② 課題①で分析した中で、特にDXによる改善効果が大きいと考える単元を一つ選んでください。その単元について、以下の要素を含む「単元リデザイン案」を策定し、提出してください。
③ 課題②で設計した「単元リデザイン案」を、来年度から学年全体で実践することを想定し、以下の項目を含む「推進ロードマップ」を立案してください。
4.プレゼン資料
【AIプレゼン】
5.動画資料
【AI動画】
6.テキスト
第15講 知識の構造化とカリキュラム
益川弘如(青山学院大学・教授)
1.何を学ぶか
教育カリキュラム設計における知識の構造化の重要性と、その「質」を高めるための具体的なアプローチを論じています。学習者が単なる暗記に留まらず、将来にわたって活用できる可搬性・活用可能性・持続可能性を備えた知識を習得するには、情報を階層的かつ体系的に結びつけるプロセスが不可欠です。初心者が表面的な特徴に囚われるのに対し、熟達者は本質的な法則に基づいて知識を構造化しており、この差が問題解決能力に直結します。質の高い学びを実現するためには、学習者が自ら問いを持ち、他者との対話を通じて自身の思考を外化・再構成する「建設的相互作用」が重要であると説いています。最終的に、一人ひとりが自らの言葉で知識を編み直せるような、適応的熟達を促す授業デザインと評価のあり方を提案しています。
2.学修到達目標
① 知識の構造化によって理解の深さが異なることを理解し、教育カリキュラムにおける役割を説明できる.
② 知識の階層化や関連付けが対話によって変化することを理解し、効果的なカリキュラム設計に役立てるための、具体的な設計例を示せる.
③ 学習者が学びを深める知識の構造化の工夫を考え、カリキュラム開発や評価に応用できる.
3.課題
① 人の知識はどのような形で格納されているのかについて説明しなさい.
② 構造化された知識は,初心者と熟達者,もしくは定型的な熟達と適応的な熟達者とでどのように異なるのか説明しなさい.
③ 質の高い知識の構造化に向けて,疑問や問いを持たせることの重要性について説明しなさい.
④ 質の高い知識の構造化に向けて,学習活動に対話を入れる重要性について説明しなさい.
⑤ 適応的な熟達者を育成するために知識の構造化が果たす役割とは何か。
⑥ 質の高い知識の構造化を実現するカリキュラム設計に必要な視点は何か。
⑦ 他者との対話や建設的相互作用は知識の再構成にどう影響するか。
4.プレゼン資料
【AIプレゼン】
5.動画資料
【AI動画】
6.テキスト
学校DX戦略コーディネータ概論【Ⅲ】 未来を創る教育設計 ~カリキュラム開発の新しい視点 ~
テキスト
※ AI動画並びにAIプレゼンは、テキストを で分析し生成したものです。




















